お客様の声

柳井正様 
株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長

 河合さんとの出会いは、1991年9月に小郡商事からファーストリテイリングに商号を変えた直後くらいですから、92年だったと思います。まだ、山口宇部の商店街のビルの中に事務所があった時分です。

 僕は、当時から、商売をやるのだったらアメリカのGAPを超えたいという夢をもっていました。それで、その戦略を実行するためには、人材戦略が何より大切だと考えたわけです。
 最初、地元の社会保険労務士をやっているコンサルタントに人事制度を作ってもらったのですが、直感的に「何かこれじゃないな」と思ったわけです。それで金融機関に声をかけて、うちにきてくれたのが河合さんだったわけです。
 はじめにやってくれた分析のレポートがとてもよくできていて、役員全員に会議の場で「来週までに10回は読み込んできてください」と言いました。

 それで、うちではじめての人事制度が完成したわけですが、これが戦略推進の大きな武器になりました。人事戦略がビジョン・事業戦略とピタッと息があったというのですかねえ、おかげさまで1994年には広島上場をスピード達成できました。
 その後も、うちの経営が節目のたびに、河合さんには相談にのってもらっています。
河合さんはとてもユニークな人ですが、最大の特徴は、共感力にあると思います。
僕が考えていること、まだ言葉になっていないこと、固まっていないことを、話をしているうちに、深いレベルで読み取って、それをポンッとアイデアとして返してくれたり、次に会うときに、わかりやすい構造や絵にしてくれるのですが、この力がすごく長けている。
 相手の思いや考えを洞察する力とそれを表現する力というのかな。
 経営者というのは、夢ややりたいことは、頭にたくさん浮かぶのだけれど、それがいつも完全に整理できているわけではない。ですからディスカッションパートナーとして、河合さんのような人がいると大変助かるわけです。
 あと、損得を考えないで動くところですね。いつもうちの会社のことを考えてくれているみたいで、別に、そのテーマのコンサルティングは契約しているわけではないことでも、うちにとって大切だと思うことがあると、提案というか、提供をしてくれます。
 たとえば、フリースブーム終焉後、世界で勝負しにいくためには、もっとクリエイティブの力を高めたいと考えていました。でも、当時は会社にその、ものの考え方の根本となる哲学が足りなかった。その様子をみていて、ある日「岩倉さんを講師に呼んで勉強会を開きませんか」と言ってきたわけです。「岩倉さんってどなたですか」と聞くと、「ホンダで、初代シビックをデザインし、その後も何回もカー・オブ・ザ・イヤーを受賞した、本田宗一郎さんの秘蔵っ子だったかたです。ホンダ車のデザインの歴史は岩倉さん抜きでは語れない人です」と。それはすごいと。そんなすごい人の話を生で聞けるというのだから、お願いしました。実際、僕は岩倉さんの話を聞き終えて、思わず「今日の勉強会は“300億円”得した気分です」とその場で感嘆してしまいました。
 そんな僕の反応を見てか、しばらくたったある日、今度は、「絶対、ピンっとくると思うから、来週放送するNHKのプロフェッショナルという番組をみてください」と言ってきました。結構しつこく言ってくるものだから、まあ、見たわけです。
 翌日になって、「で、見ましたか」と。
 感想を言うと、「じゃあ、今度は会いましょう」と。
 それで、またしつこく言うものですから、会いに行ったわけです。ところが、そこに行って、1時間くらい話をしているだけで、本当にその方にピンっときて、その場で、ニューヨークの大きなプロジェクトの話まで進みました。
 それが、今や時代の寵児であるアートディレクター佐藤可士和さんと僕との出会いです。
まあ、こんなわけで、真剣に夢をもって、真剣に考えている人には、真剣に知恵を絞って一緒に考えてくれるし、色々な貴重なお節介をやいてくれる人ですね。


株式会社CUC
代表取締役社長 濱口慶太様

「医療という希望を創る。」をミッションとして掲げ、より良い医療の姿を追求し、ひとりでも多くの人が、こころから安⼼して暮らせる社会の実現を志す。
2014年創業して9年(2023年2月時点)で、グループ合計3500名を超えるまで成長。
グループのサステナビリティレポートが米LACP主催 「2021/22 Vision Awards」(世界で20か国以上、約1000団体発行)で最高賞のプラチナ賞を受賞
https://www.cuc-jpn.com/ (会社ホームページ)
https://career.forbesjapan.com/story/497 (Forbes Career記事 フィロソフィーは「新しい上司」である)

 河合さんとの出会いは2019年の11月、それから成長痛に苦しむ当社の人的課題について定期的に相談をさせて頂くことからお付き合いが始まりました。
 その後グループの理念創りから浸透施策の検討や私の経営に関するよろず相談相手としてご一緒していただいています。
 本当に素晴らしいなと思うのは、常に経営の視点から人事課題について問いを投げかけて下さることと、会議などで発せられた参加者の違和感を丁寧に組みあげ論点として提起していただけることです。
 つねに我々の志に寄り添い、応援してくれる心強い応援団です。
 会社は成長しているのだけど、どこか自分が理想とする組織になっていないと感じているような経営者は、相談をされるときっと良き方向に導いてもらえると思います。


株式会社パラドックス
取締役 田島洋之様

「志の実現に貢献する」をミッションに、企業のブランディング、クリエイティブを支援。
https://prdx.co.jp/(会社ホームページ)

 経営者や企業文化の特色、その企業の息遣いやステージに合わせて、時に父性的に、時に母性的に、未来へと導いていく河合さん。その姿は、ある時は「志のお医者さん」となり、ある時は「未来を絵にするアーティスト」となり、またある時は「共に難題に立ち向かう伴走者」となります。
 企業の理念経営の推進を「志ブランディング」という手段で支援している当社は、クライアントワークのパートナーとして、自社経営の壁打ちコーチとして、河合さんには10年来のご支援をいただいております。
 お付き合いの始まりは、当社の人事評価制度の構築(2011年)でした。その制度は、今なお、当社が貫く価値はなんなのか、常に社員一人一人に問いかけるものとして、日常レベルまで浸透しています。河合さんが私たちに授けてくださったのは、半期に一度の評価のためのフレームではなく、使えば使うほどに、弊社の強みが尖り、日々顧客価値が増していく、経営のエンジンとなる装置です。大きな不具合・不満が発生せず、長く使用できていることからも、河合さんがいかに当社の本質を深く捉えていただいたのかがよくわかります。この「強く、長く、自社らしい方向へと機能する示唆」「志を自然に導く力」において、河合さん以上の力の持ち主を私は知りません。
 以降、自社経営幹部陣のコーチとして、新たな未来作りに向けた組織開発事案について、ことあるごとにお世話になり続けています。言葉にならない想いを引き出す対話を、河合さんは実に楽しそうにほがらかに行います。
 河合さんとのミーティング後は、未来がパッと明るくひらけて、明日への一歩をこちらも楽しく踏み出している。そこから未来が耕されてゆく。だからクライアントワークにおいても、未来を熱く楽しく語る経営者さんに出会うと、真っ先に河合さんをご紹介してしまうのです。


株式会社Plan・Do・See
取締役 三原直様

「日本のおもてなしを世界中の人々へ」をミッションに、ホテル・レストラン・ウェディング事業等を展開。
Great Place to Work(働きがいのある会社)で従業員千人以上の企業で、毎年ベスト5位以内を連続獲得し、現在は殿堂入り。
日経ビジネス 特集「日本一楽しい職場」(2010.6)では表紙とトップ記事を飾る。
日本経済新聞社と就職情報サイトのマイナビ共同の2024年3月卒業予定大学生・大学院生対象の就職希望調査で、文系総合10位(ホテル・レストラン等の事業で唯一のランキング入り)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC067CG0W3A400C2000000/
https://plandosee.co.jp/ (会社ホームページ)

 ”弊社が設立約10年目の頃(2002年頃)、まさに急拡大・急成長のひずみが出ていました。そのとき代表が幹部全員に配った本が「ニワトリを殺すな」。
 あの本が今の組織の土台をつくりました。
 数年後、また自分たちの言いたいことを絶妙に表している名著に出会いました。それが「デビルパワーエンジェルパワー」。
 なんと著者は同じケビン・D・ワンさん。その頃から私はいつかこの人と仕事をすると勝手に決めていました。ところがやっと出会えたのはケビンさんではなく河合太介さん。本当にびっくりしました。
 現在ではそのケビンさんにアドバイザリーとして私を含めた経営幹部メンバーの壁打ちをして頂いています。
 より企業を成長させるには?
 メンバーを成長させるには?
 自社が最近抱えている課題、今やろうとしていること…….など。
 沢山質問をしてくれて自分のなかで色々なものが発掘されます。薄っぺらい問題意識は様々な質問のなかから本質的な簡単な一言に集約されたりします。
 数年お付き合いさせて頂き確信を持って言えるのは、ケビンさんが私に気づかせてくれることはDoではなくBeとしてのことばかりだという事です。やり方ではなく在り方と言えるかも知れません。
 我々は人材投資に関しては何よりも大切にしてきたという自負があります。
 人事・組織の課題解決は経営の課題解決です。それを様々な場面で様々な人とやり続けてきましたが、ケビンさんほど本質的な人に僕は出会えていません。
 本気で真摯に価値創造に向き合うのであれば、ケビンさんほど素晴らしい伴走者はいません。
 ケビンさんは私をはじめ会社の経営幹部の幹を太くしてくださった方です。
 たくさんの価値創造が世の中に提供される為にもケビンさんとご機嫌に仕事が出来る人が多いといいなぁなんて思っています。


UTグループ株式会社
アドバイザー 清水園枝様

「はたらく力で、イキイキをつくる。」をミッションにこれからのはたらき方のプラットフォームを目指す製造業分野での業界1位の人材派遣企業。
https://www.ut-g.co.jp/ (会社ホームページ)

 一言で言えば河合さんは『経営のオリエンテーリングのコンパス(羅針盤)』です。議論が迷走し、深い森の中に入る。自分の言っていることが正しい、と言って動かなくなる参加者(役員)、または急に走りだす者。(両者とも大概なんの根拠も勝算もないのだが)、誰かが決めるまで待っている者。しかし、チームで行先を決めなくてはならない。その際に“コンパス河合“の出動となります。
 入り込んだ議論の森の状態をホワイトボードに見えるように描き、自分たちの位置とゴールを冷静に考えさせ、そして、最後には『じゃあ、こちらの方向ということですか?みなさんの意思は?』と示して背中を押して下さる。
 他にも、役員ミッションと遂行における指導も御願いしたし、ベテラン社員のコンピテンシー確認と顧客提供価値の関係につてのインタビューも、裏付けられたスキルあっての秀逸なアウトプットでした。
 何より私が河合さんを信頼できるゆえんは、『媚びず、おもねず、威張らない』ことなのです。
 フラットなコンパスだから、その後押しが信じられる。そんな河合さんとのお付き合いは私の貴重な財産です。


株式会社渕上ファインズ
代表取締役社長 渕上芳宣様

「Dress the Life」のフィロソフィーのもと、福岡を拠点に全国に展開しているウェディングドレスショップ。1895年呉服屋として創業し、約130年の歴史を持つ。
https://www.ffines.jp/recruit/brandpurpose(会社ホームページ)

 河合先生と私の接点は私が父から代表の座を受け継ぐタイミングでした。父の体調のこともあり、弊社で役員という立場もまだあまり経験もしていない中での社長交代でした。 
 経営的経験の不足から組織や人事異動の在り方についてまだ自分としてのスタイルが確立していない中、河合先生は親身に私が過去に大事にしてきたこと、今後大事にしていきたいこと、細かな私の特徴をヒアリングして頂くところから関係がスタートしました。
 そのヒアリングの中で私という人の特徴を活かし、どのような組織・人事マネジメントが合っているのか、という点をアドバイス頂いたことが印象的でした。
 それ以降も経験値がない中でのマネジメントには不安や悩みがつきものです。その一つ一つに私のスタイルや在り方に合わせて他社の良事例も交えながらアドバイスを頂けるので、型にはまったアドバイスではなく、弊社らしさ、私らしさ、という点に私自身が納得するように導いて頂いている感覚があります。
 これからのアフターコロナの時代は誰しもにチャンスがあるマーケットになると思いますが、そのマーケットの急激な変化への対応を考えると人材育成・投資は不可欠だと思います。その節々に経営者としての人事判断がより求められると思いますが、河合先生には引き続きその判断をより自身として信じられるものにする上での良き理解者として思いっきり頼っていこうと思っています。


株式会社会津ゼネラルホールディングス
代表取締役社長 目黒洋様

 福島県を拠点に東北・北陸にエネオスのサービスステーション・フィットネスクラブ等の事業展開を行っている企業グループ

 河合先生との出会いは、2010年10月14日に東京で行われた「人が活きるリーダーシップ」という講演会でした。当時、弊社は4つの事業部に分かれており、それぞれの事業部の責任者同志は非常に不仲な関係にありました。私は、その様な中で「スポーツ事業部の責任者」という立場にあり、会社の状況に大きな悩みを抱いておりました。責任者同士の不仲はそれぞれの事業部の従業員にとって「不機嫌な職場」になっていたと思います。
 その様な会社の状況の中「河合先生の講演会」において『意識して「個人」を「見る(認知)」「感謝」する事が重要。それを行う事で「人が活性化」⇒「会社が活性化」する。「愛情」というエッセンスを感じる行動をとる事が重要である。』という事を教えて頂きました。そしてそのお話をお聴きした直後に私は「胸が締め付けられて頭をガツンと殴られたようなショック」を受けました。「不機嫌な職場にしていたのは自分なんだ」という事を気付かされた初めての瞬間でした。そして無意識のうちに真っ直ぐに河合先生のもとへ歩み寄る自分がいました(多分、その時の私は必死の形相をしており、河合先生は怖かったと思います。驚かせて申し訳ございませんでした。)
 2011年1月には、「4月からコンサルタントを開始」するという事を口頭でお約束して頂きました。私の中で「これで会社が変われる」と大きな希望を抱きました。然しながら、2011年3月11日に東日本大震災が発生しました。そしてその後「福島第一原発の爆発」という最悪の事態が発生しました。会社全体が「今後どうなってしまうのだろう」という大きな不安で包まれました。そのような時に、河合先生とご家族の方々から「励ましのお手紙と義援金」が会社に届きました。まだ正式な契約もしていない弊社への温かなお心遣いに対し、私は心から感謝致しました。そして、そのお手紙を読み終わった後に、見上げた3月の冬空が滲んでいたのを今でも忘れられません(尚、その時のお手紙は現在私の宝物になっております)。
 2011年4月から現在まで「愛情」を中心に据えたご指導を頂いています。「人間としての正しい考え方」「衛生要因の解決」「職場文化の作成」「クレドの作成」「役職の定義」「論理的思考」「リーダーシップ」「人材育成」「マネジメント」等を20代~50代の社員・経営幹部が、「河合塾」「河合道場」として学んでおります。
 会社は当時とは全く違う会社になったかのように生まれ変わり、お客様のために、全員が立場や組織を超えて協力しあう会社になりました。自発的なアイデアや取組みを現場の人が自分たちで考えて行動しています。
 サービスステーションの業界自体は右肩下がりですが、コロナ前には「過去最高益」を達成し、コロナショックを経験しても2023年は、連合が春闘目標に掲げた5%を超えた7.7%の賃上げを中小企業ながら実現できました。
 まだまだ河合先生には教えて頂くことが沢山あります。今後ともぜひよろしくお願い致します。


株式会社ファーストリテイリング
当時ご担当者 部長様

 河合さんと当社の接点は、まだ株式上場もしていない山口の小さな地方企業だった時に遡ります。当時の経緯は当社の柳井正CEOの著書「経営者になるためのノート」の中に河合さんが寄稿されている解説文に詳しく書かれていますが、その時にコンサルティングされた人事の仕組みがユニクロの成長を支えた人材戦略の根幹になります。
 私は日系大手メーカーからユニクロに転職してきましたが、その際に人事制度の違い・独自性にとても驚かされました。所謂“人事屋”の常識ではとても考えられないものでしたが、よくよく見ていくと一つ一つが、ユニクロが急成長していくための戦略を巧みに実現しているものでした。
 人事の仕組みというのはすなわちその会社のコアコンピタンスであり、その企業の生業や文化・生い立ちによって異なるはずですが、「その企業が成長していく上で生命線は何か」を極めて深いレベルで見極めてそれを巧みに具現化していくところに河合さんの真骨頂があると思います。
 もう一つ、河合さんの持ち味は、研修やワークショップでの参加者への寄り添い方です。店長を対象とした研修を河合さんと一緒にやらせて頂いていますが、その研修では最後は「あなたはどう生きるか」という問いに行きつきます。若い店長もいればベテランもいますし、順風満帆の店長もいれば成長の壁や家庭の悩みに苦悶している店長もいますが、河合さんはいつも店長に寄り添って語りかけ、思考・マインドを変えていきます。
 理だけではなく情を持って、人が進むべき道を作ろうとされているところに、私はいつも惹かれています。


トヨタ自動車株式会社
当時ご担当者 部長様

 経営リテラシー中心の幹部育成の方法論に食傷気味であったある日のこと、河合さんと出会いました。話をはじめてすぐに「この人と新しい作品をつくってみたい」という衝動にかられ、その場で「やりましょう」とお願いしてしまいました。
 「志を科学して、立志の再現性を汎用化する」みたいなことを一緒に考え、アウトプットとしては、松下村塾のようなプログラムを立ち上げました。
 こちらの意を汲んで付加価値を産み出していく企画力に加え、受講者の心を鷲掴みにするファシリテーションが素晴らしく、この業界で両方を兼ね備えた人ってなかなかいないんじゃないですかね。


JX石油開発株式会社
当時ご担当者 グループマネージャー様

 河合先生には、弊社社員向け人権啓発研修の講師を務めていただきました。当時、弊社では「セクハラ、パワハラといった人権問題の根本には、当事者間の信頼関係がきちんと形成されていないという実態があるのでは?」という問題意識を有していましたが、そのことをうまく伝える方法が分からないまま、研修のテーマに頭を悩ませておりました。
 そんな時、株式会社労務行政の運営するWEBサイト・労政時報に掲載されていた「多様性のマネジメントがうまくいかない本当の理由」という河合先生の記事を拝見し、「多様性の本質とは、人は一人ひとり違うということ」・「多様性の問題解決の本質は、方法論教育以前の人間教育」というお言葉に、私たちが悩んでいた問題のひとつの答えを見出したような気がいたしました。
 早速、河合先生に「ひとりひとりの意識と行動で職場が変わる~個に対する理解と尊重~」と題した講義をお願いしたところ、二つ返事でご快諾くださったのです。
 ハラスメントの定義や判例といった形式論ではなく、その本質的な問題に焦点を当て、前向きなアクションに意識をつなぐお話は社員から大変好評で、「通常のパワハラ、セクハラ研修よりも有意義な内容であった」・「自分自身の人間関係を見直すいい機会となった」というポジティブな声が多数寄せられました。
 また、河合先生ご自身の魅力、聴く者を引き込む力に感銘を受けた社員もおり、河合先生に講師をお願いできた私たちはとても幸運であったと感じております。
 あまりにも評判がよかったので、「根本的なことは“しつこく”追求しよう」と、2年連続で河合先生へ講義をお願いすることになりました(笑)。
 お忙しい中、お時間を割いて貴重なお話をいただきましたことに改めて深く御礼申し上げます。今後も河合先生のお言葉を真摯に受け止め、また時にはご助力いただきながら、魅力溢れる会社を目指していく所存です。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


一般財団法人 公務人材開発協会
当時ご担当者 代表理事様

 2014年、国や地方公共団体の女性リーダー養成のセミナーを企画したときから、河合太介先生に「自分自身のリーダーシップを考える」をテーマにご指導を依頼している。
 課題の山積する国や地方公共団体の中で、自身の立場から問題に取り組み、自ら行動し、周りを巻き込んで課題を解決していく女性リーダーを増やしたい、問題意識と能力のある女性の背中を押していただきたいと要請。
 地域の抱える課題を議論した後、1日半の河合先生のカリキュラムを体験すると、研修員の表情は生き生きとし、静かな力強い覚悟を胸におさめて新たな歩みをスタートさせているように感じられる。
 6ヶ月後のフォローアップセミナーでは、その後の取組と課題を持ち寄り、相互コーチング。河合先生の話の引き出し方、承認、次の課題への向き合い方についてのアドバイスが実に効果的で、研修員は再び新たな気づきと大きな力を得て、それぞれの職場へ戻っていく。
 公務組織にも、新たな女性リーダーの芽ばえが、拡がろうとしている。


岐阜市役所
当時ご担当者 主査様

 『私が河合先生の研修を初めて体験させていただいたのは、県の市町村職員研修センターの「女性のためのステップアップ講座」においてでした。
 先生の研修では、悩みつつも仕方がないとあきらめ、我慢するのが当たり前と思っていた職場の現場について、私たち一人一人の心の持ち方やちょっとした行動で、心踊るような場所に変えることができると教えていただき、驚きとともに深く感動を覚えました。研修において感動を覚えるというのは初めてで、職場の未来が明るく感じ、嬉しさがこみ上げてきました。
 そこで、先生に本市の係長研修をお願いすることになりました。
 先生は、感情論でなく、論理的に順を追って、みなが納得できるように説明され、また一人一人の言葉に耳を傾けながら導いてくださいます。
 気がつくと、私たちは多忙な日常業務のおいて気をつけることが多過ぎ、お互いほめ合ったり、良いところを認めあったりすることが少なくなっています。どの職員も口には出さなくても、自分の課に少しでも役立ちたい、市民のためになる仕事をしたいと思い、一生懸命仕事しています。その過程で小さな失敗をすることがあっても、そのアイデアは市民のためを考えていて素晴らしいね、今の市民の方への対応は良かったよ、そんなふうに声をかけ合えたら、職場は明るくなり、職員一人一人が意欲を持って仕事ができるようになるでしょう。そのことによって、今までの何倍もの仕事の成果を出すことができると気づかさせていただきました。
 プライベートだけでなく、職場を楽しいと感じられる環境にすることができるのなら、そんな素晴らしいことはありません。それは可能なのだと先生に教えていただきました。
 河合先生の研修を受講したリーダーたちは、このような希望に満ちた決意を抱きこれから部下に接していくことでしょう。今まで以上に周りの職員の様子に心を遣い、お互いのささいな行動や志を褒め合い認め合い、喜びがあふれる職場をつくっていこう、それが市民の方々にも開かれた明るい市役所につながっていくのだと…。
 本市のように、ご講義や研修を通して先生の考え方が広く伝わっていき、日本の多くの職場がもっともっと活気づくことと信じております。
 働く私たちに本当に大切なことを教えてくださった河合先生に心より感謝申し上げます。


<岩倉信弥様>
元本田技研工業(株)常務取締役 (四輪事業本部商品担当)。

初代シビックのデザイン責任者としてCar Of the Yearを受賞。計4度のCar Of the Yearを受賞し、ホンダ4輪の基盤づくりに貢献。
多摩美術大学名誉教授、経営学博士(立命館大学)。
イタリアピアモンテデザイングランプリ/グッドデザイン大賞/全国発明表彰通産大臣賞等。

著書
  • 本田宗一郎に一番叱られた男の本田語録(三笠書房刊)
  • ホンダのデザイン戦略経営(日本経済新聞社)等

詳細は、https://shinyaiwakura.com/

 河合さんと私は、年齢で言えば親と子ぐらい離れている。時おり、息子ならいいなとか、部下ならいいなと思う時がある。
 私がホンダを定年退職してから、自宅近くの居酒屋で若い人たちと始めた飲み会に、ある時、見慣れない若者が加わった。ニコニコ笑いながら、端っこの席で私の話を聞いてくれていた。
 そのうち会話を交わすことになり、彼が、時のベストセラーである「ニワトリは殺すな」の作者であることを知って驚く。
 私が酒の席で、請われるままにする本田宗一郎さんに叱られた話、仕事での失敗談や武勇伝などをしっかりと記憶し、次に会う時には、すっかり自分のものにしてしまっている。
 控えめだが芯の強い、自分の考え方をしっかり持った人だと思った。
 その後何度か、彼が企画するフォーラムに招かれて講演をする機会があったが、会運営のマネジメントの上手さ、心遣いの行き届いた進行には舌を巻いた。
 その上、実に爽やかで信頼感がある。
 本人にとっては迷惑だろうが、冒頭に述べたように、息子なら、とか、部下ならいいなと思ったのはこういうところにある。


<増田弥生様>
元ナイキ 本社(米国) アジア太平洋州地域人事部門長

著書
  • リーダーは自然体(光文社新書)

知性と感性、
鋭さと柔らかさ、
クールさと熱さ、
マチュアーな英知と赤子の無垢さ、
男性性と女性性、
大胆さと繊細さ・・・
そういう対極にあるものを見事なバランスで持っているのが河合さん。
最初の10分でファンになりました。
河合さんといると、とにかく面白い。